びわん丈(三遊亭わん丈様、真打昇進記念酒)
落語家三遊亭わん丈様の真打昇進記念酒
落語家三遊亭わん丈様の真打昇進披露パーティーでLIBROMの鏡割りを行っていただきました。
真打とは落語界の最高位であり、わん丈様の真打昇進は落語協会ではなんと12年ぶりの快挙で先輩15人抜きの大抜擢です。
そんな三遊亭わん丈様の記念すべきお祝いの場で、LIBROMのオリジナル酒を制作させていただきました。
この「びわん丈」のお酒は、以前「九州サングリア」の商品を造った際に参画した税理士法人TAパートナーズ代表 相浦さん、株式会社SAN-KEI代表 金沢さん、カシャッと舎代表 萩さん@camekitiの3名と共同で開発した商品です。
アナログ旅で出会ったびわ物語
米・米麹・水の日本酒の原料に加え、フルーツなどの"副原料"を加えて醸すLIBROMのお酒。
今回使用した副原料は、わん丈様の大好物である「びわ」 。
今回のびわは、長崎銘菓「一◯香(いっこうこ)」で知られ、今年で創業180周年を迎える長崎県の老舗和菓子店「茂木一 まる香本家」様よりいただいたのですが、この出会いまでにはちょっとした物語がありました。
びわの産地、長崎県へ
びわの収穫時期は早くて3月から6月ごろまで。 今回わん丈様の真打披露パーティーに合わせて2月までにびわを手に入れなければならないにも関わらず、びわのシーズンがギリギリずれていました。
LIBROMでは今まで様々なフルーツ農家さんを訪問し、シーズンがズレていても何かしらの形で収穫し たフルーツを保存している農家さんもいたため、びわの生産量日本一を誇る長崎県まで行けば、なんとかなるだろうと軽い考えで4人は車を走らせました。
大人4人、無計画なアナログ旅
今回のテーマはなるべく携帯を使わず、情報に頼らず、自分達の力でびわをゲットすること。
長崎に到着し、手当たり次第、道の駅のスタッフや農家さんに訪問して話を聞いてみると「びわは収穫 時期でしか手に入らない、すぐにダメになってしまうデリケートなフルーツなので冷凍保存も効かない。」 全員同じことを言われました。
ある農家さんから「茂木一まる香本家」さんなら何かしら手掛かりがあるかもしれない。との有力な情報が。すぐに本社の前まで移動しましたが、まさかの定休日。
本社の前をうろうろしていると、散歩をしているような一人の女性が声をかけてきました。 「今日はお休みですよね〜。」と。そこで事情を色々話すと、誰かに電話をし始めました。
電話の相手は茂木一まる香本家さんの専務でした。 「びわは今ないからしょうがないね〜、何かいい方法がないか考えてみます。」と電話は終わり、せっかく長崎まで行ったのに、何も収穫ないまま福岡へ。
ついに訪れた、びわとの出会い
社員から何をしに長崎まで行ったのか文句を言われた時の言い訳を考える人。最初からネットで調べていたらよかった。と後悔する人。
重い空気が漂う車内の帰路の途中、一本の電話が。
茂木一まる香本家さんの専務からでした。 「倉庫に大量のびわジュースの搾りかすがあるからこれは使えないかな」と。
その朗報を受け、すぐに長崎へ引き返し、再び本社へ。
休みの日にも関わらず、専務、代表、菓子職人の方が出てくださり、お菓子をいただきながら旅の経緯をお話しし、何とも無計画な大人4人の企画を楽しそうに聞いてくださりました。
そして例の搾りカスを見せてもらい、味見をすると、びわのしっかりした風味と甘味が残っており、これは使えそうだ!となり、なんとかびわを手に入れることができました。
↓びわ収穫ストーリーの様子をYoutubeに上げております、ぜひご覧ください!
動画作成
カシャッと舎 代表 萩様 @camekiti
あたたかなご縁が醸した「びわん丈」
今や情報がすぐに手に入る時代ですが、ネットに頼らない何とも無計画な旅で、4人の大人が1日中びわを探し求めて長崎を回り、最終的にご縁をいただいた茂木一まる香本家さん。
無計画でアナログな旅だからこそゲットできた「びわ」とたくさんのご縁。
きっとさまざまな人に支えられ、たくさんの人に祝われ、これからも多くの人々の笑顔を生み出していくであろう、わん丈様の真打昇進の記念にぴったりなお酒となりました。
どうぞお楽しみください。
商品概要
原材料名:米(福岡県産)、米麹、びわ
精米歩合:92%
アルコール度数:12%
内容量:500ml